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~アレルギーっこのおうちづくり~
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walkです。

塗り壁篇が終わって塗料についてもすこし。
健康建材シリーズ第6弾はセーフコートです。


シックハウス対策に関してwebで調べているといつかは遭遇する謎の塗料。

謳い文句は、ホルムアルデヒドを抑え込む!



今の家屋に使われる建材は、合板や集成材などのように接着剤を使ったものや石油系の合成塗料などが昔に比べ増えており、それらは新建材と呼ばれています。

木材などに比べ強度が増し、変形や反りなどが少ないため利便性が高く、かつ価格が安い。

これらの新建材の使われすぎで生じた問題がシックハウスです。
化学物質から揮発した刺激物質が鼻粘膜や気道、さらには中枢神経に障害を与えるというものです。

近年、F☆☆☆☆などきわめてこれら揮発性有機化合物(voc)の少ない建材を使う傾向になってきており(使用制限がある)、シックハウスも過去の話というイメージがあります。

一方でアレルギーや喘息など、粘膜皮膚の弱い人たちはこういったVOCの影響を受けやすく、シックハウスや化学物質過敏症などのリスクが高いといわれています。


前置きが長くなりましたが、これら建材から出るVOCを抑え込む塗料がこのセーフコートです。

たとえ床が無垢で、壁は塗り壁もしくは自然系クロス(ルナファーザーとか)だったとしても、床下の下地が合板だったり、柱が集成材だったりということでそういうところから発生するVOCは避けられません。

また、針葉樹(パインや杉など)はもともと木材からホルムアルデヒドなどをある程度放出するといわれています。

そういったものを木材の上から塗った塗料で抑えてしまおうというわけです。

様々な種類があり、用途に合わせて使い分けるようになっています。
床や柱など木部はもちろんのこと、壁紙の上からやコンクリ、金属などでも使用できるようで、家中あらゆる場所に使用できます。

また、大体10年くらいの効果持続が見込めるらしく長期間にわたってシックハウスの脅威から身を守ることができそうです。



・・・かなり熱く語ってみましたが、実は使うのを止めてしまいました。
最後の最後で。

理由としては、以下の2つ。

①以前書きましたが、下地材も含めベニヤや針葉樹合板などの使用は極力避けて計画したので塗る場所が分からなくなった事。

②ビルダーもわれわれも未知の塗料で、塗り味とか雰囲気がどうなるか分からなかったこと。


資料を取り寄せるため業者にメールした際、資料請求フォームのコメント欄に
“我々夫婦や子どものアレルギーがあり、自然素材を多く取り入れたシックハウス対策の家を立てる予定”
ということを書いたら、なぜかいきなりボロクソに
“そんな家作りは間違っている、勘違いするな!”
という返事が返ってきたのを根に持っているわけではありません。

ええ、そんなんじゃありませんとも。


完成した後、不幸にもシックハウスが出てしまったという人が後から施工している例も多くあるので、現在悩んでいる方も引っ越す前に一度検討してみたらよいのではないかと思います。

我々も十分気を使った家作りをしているつもりですが、やっぱりだめだったとなればまた検討したいとおもいます。


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mono17.gif
 
契約しました。
 

というわけで、ビルダーさんと、年内に契約することができました。
実はあのあとも色々あって、ケンカを売りたくなったこともあったんですが、
ですがですが…。
営業さんも設計さんもほんとよくしてくれてるし、誠実なんだろうなあと思うし…。
すこしばかりおおらかなのも、きっといい方向にむいてくれることもたくさんあるだろうなあと思うし。

私たちの細かい注文も、不安も、文句も、いつも困った顔も怒った顔も見せずに、じっときいてくださる会社なので。
信頼することにします。
どうぞ、いいおうちがたちますように。
 

そして、タイトルの「お金の払い方」ですが、
何千万のお金、皆さんどういう形で払いますか?
うちのビルダーに最初に提案された形は、「契約3着工3木工事2完了2」。
次にHPに別の払い方が書いてあったので、そこを突っ込むと「契約時1/3上棟1/3完了1/3」という形が出てきました。

でもでも…最初のは、着工って、何もできてない段階で6割も払うの?!とか。
次のは、上棟後とはいえ、7割近く…。
なんだか色々納得できない…と悩みました。
 
ほんとは、出来高払いにしたかった…。
でも、家は、できているときにお金がかかるわけではなく、発注するときにお金がかかるもの。
ビルダーさんとの話し合いの結果、契約3で、残りを上棟、木工事、完了で3分割することにしました。
 
何が違うかというと、元の方法だと、おそらくビルダーに負担がかかるのは、完了までの間だけですが、
上棟~木工事の間にも、少しビルダー持ち出しになるかんじになってます。

…ほんとは、倒産しないと思ってるし、しないのが一番ですけど。

結局、倒産しないと思っているので、払い方なんてどうでもいいんですよね、
でも。
こういったこと、話し合える関係でいたいし、こういうことを聞いてくれない会社は、すごく自転車操業なのかな???と不安になりますよね。

全部自分の思い通りにはならないかもしれないけど、結果的に、ビルダーと話し合いができて、変則的な形で対応してもらえたのは、よかったと思います。
 
あと、我が家のお金の払い方の特殊なことに、契約金のうち600万円近くを商品券で払った、
ということがあります。
この払い方で、我が家は50万円得しました!!
今度、また記事にしますね。(あ、でもまねできない役に立たない記事です)

それから、完成保証という制度があります。
コレには入りませんでした。きっとこの記事は旦那さんが書いてくれるでしょうw

契約もしたことだし、このブログ、そろそろビルダーさんにカミングアウトしようかな。
そうしたら、ビルダーの名前も公表しようと思います。


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walkです。


しつこくなってきた健康建材シリーズ!
第五弾はカルクウォールで塗らない場所の塗り材についてです。


前回書いたようにカルクウォールというスイス漆喰を採用することにしています。
これがやはり高いのですべてのうち壁に採用するとかなりとんでもない金額になります。

ちなみにうちのビルダーさんの見積もりでは、カルクウォールは5000-6000円/㎡(平方メートル)という金額です。
標準で使っているEM珪藻土はそれより1000円以上安い金額です。

一般的な壁紙(クロス張り)だと大体1000-2000円/㎡なので、はっきり言って3倍から6倍くらい違います。

あらためて塗り壁が高いことが良く分かります。


そんなわけで、もう少し安い漆喰を探していたときに、別のハウスメーカーさんで“ほたて漆喰ライト”というものを勧められました。
金額的には半分とは言いませんが、かなり安くなるようでした。



一方でコストを下げるためかどうしても増粘多糖類を使用していたり、自然素材だけではないようでした。

この物質だって食べて問題がないほどのものなので、採用してもかまわないかとも思ったのですが、“ライト”でない“ほたて漆喰壁”のほうがより安全かと考えて後者にしてもらいました。



それでも結構安くなるよといわれていたので、1階のLDKや吹き抜けなど目立つところにはカルクウォール、2階を中心にほたて漆喰にしてもらいました。

同じ漆喰ですが、骨材の影響などでほたてのほうがつるっとした感じになるそうです。

これらほたて漆喰は、漆喰の主成分である石灰を北海道産のほたての貝殻を用いて作っているようです。
貝殻の持つ特有の光沢がつるっとした感じを生むそうです。
また、捨てられてしまうはずの貝殻を利用するということで、いわゆるエコってやつですね。


で、うきうき見積もりをみたら意外と安くなかった...orz
ライトじゃないと値段もライトじゃない。
カルクウォールとEM珪藻土の間の金額でした。


一応このままGOを出していますが、もうちょっとだけ安い漆喰ないかなー、しかも自然素材がウリのやつで。
現在いろいろ検討中です。


それで見つけたのが“日本漆喰協会”のサイト。

もともとF☆☆☆☆などの訓告対象外になっている漆喰材は、客観的に安全だといわれる認証がありません。
そのためここが独自で自主認定制度を作っているようです。

そこでリンクが張られている漆喰やさんが結構面白いので、みながらビルダーにどうよ?と聞いているところです。

タナクリームとか、土佐しっくいとか、眞白壁とか。
時々ほかの方のブログやサイトで取り上げられているのをみるので、安く使えたらいいなぁと思っています。

逆に超高い可能性もあるので、このあたりは継続して考えてゆきたい点です。


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walkです。

昨日に引き続き、健康建材シリーズ!第四弾
しっくい建材のカルクウォールについてです。



計画中の我が家では2種類の漆喰を使う予定です。
(予算の都合です)
そのうちのひとつ、高いヤツがカルクウォールという漆喰です。

カルクウォールはスイス製の漆喰だそうです。
前述のEM珪藻土と同様に、メインの漆喰以外の素材も自然素材で、合成樹脂などを使っていません。

調湿性、透湿性は珪藻土に劣るようです。
漆喰にあいている空気や水分をためられる小さな穴が珪藻土に比べて少ないそうです。

VOCの吸着に関しては、同様に珪藻土に比べて弱そうな印象がありますが、いろいろ調べた限り優劣についての記述を探し出すことはできませんでした。

ただ、漆喰についてはVOC吸着に加え、分解するということをうたっているものもあります。
これが本当なら、漆喰のほうが消臭・シックハウス対策には有効なようですが・・・。
これも特にデータや、分解の化学式など詳しいことは調べられません。
ちょっとマユツバという感じでしょうか。


カルクウォールとしての特徴として強アルカリ性という点があります。
このため、壁自体がカビや細菌に強く汚染されにくいようです。

今回は部屋の中の壁に用いる予定ですが、外壁に用いた際は非常に汚れに強いです。
施工されている建物を見る機会がありましたが、周りの塗り壁材に比べて確かに鮮やかな白が際立っていました。

色もつけられますが、やっぱり白が漆喰には合うのではないかなと思います。


さて、珪藻土ではなく漆喰を選んだ理由は、やはり安全性です。
漆喰は何百年、へたすると何千年も前から建材として使われています。

珪藻土はまだ近年発達してきたものです。
焼成した珪藻土に発生する結晶性シリカという物質にはアスベストなどと同様の発がん性が疑われています。

焼成した珪藻土だからといって塗り壁に使ったものが大量に空気中にチリとして舞い、吸入するというのは考えにくいという意見ももちろんあります。
また、EM珪藻土など一部の珪藻土建材は焼成していない珪藻土を使っているから大丈夫だといわれています。


しかし残念ながら、不安を抱えたまま何十年も住む家に使うことに抵抗があったため、私たちはやめました。
われわれの決定は何の根拠も無く、ただなんとなくです。

アスベストだって、はじめは非常に良い建材だといわれていましたし、有害性が疑問視されたときも大丈夫だという意見がまかり通り、使い続けられたという状況であったことが恐ろしく思えます。

決してアスベストと同様に語る様なものではないと思いますし、きっと問題ないだろうなとは考えています。
しかし結局は自分と自分の家族の健康の問題です。
手持ちの情報で最善の選択をしたいと考えています。


後はやっぱり漆喰の青いくらいの白さにあこがれますね。
繰り返しますが高いので全面には使えませんでしたが・・・。



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walkです。

大好評(でもない)!健康建材シリーズ!!
第三弾はEM珪藻土(けいそうど)です。

・・・しかし、我々は使っていません。
漆喰(しっくい)塗りなので・・・。

ビルダーさんお勧めの塗り壁です。

そもそもクロスでなく塗り壁がなぜよいのか。
それは、大体以下の3つだと考えています。

1 調湿性と透湿性

2 消臭、吸着効果

3 見た目!


それらについて、EM珪藻土は特に優れているといわれています。

1の調湿性や透湿性については、珪藻土にあいている細かい穴による効果だそうです。
すごくすごく目の細かいスポンジみたいなものでしょうか。
湿度が高いときはその穴に水分を溜め込み、低ければ放出する。
売り文句は呼吸する壁ですね。

1の効果は珪藻土>>漆喰といわれています。
特に、EM珪藻土に使われている“稚内珪藻土”というのは、きわめて高い効果を持っているそうです。

2についても、シックハウスの原因となりうる化学物質をその穴で吸着すると言われています。
しかし吸着したものはどこへ行ってしまうのか。
永遠のなぞです。

珪藻土では有りませんが、同じようなコンセプトの建材でINAXのエコカラットというものがあります。
INAXの担当者さんは、“吸着した物質は、濃度勾配にしたがってすこーしずつ放出されてゆきます”。
とのこと。
珪藻土も同じでしょうか。

3はやっぱりクロスと見比べるとかっこいい気がしますね。
・・・個人的に、ですが。


EM珪藻土の“EM”ですが、正直よくわかりません。
体にいい微生物の総称だそうでコレが入っている珪藻土という意味でしょう。
EMシャボン玉せっけんとかありますね。
EMも突き詰めだすと、なんだか怪しげな理論に突入してゆきます。

とりあえずEMはおいといても、EM珪藻土は稚内珪藻土の含有割合の高さやその他の添加物質などにも気を配っていて、かなり良質な印象です。


そもそも珪藻土は自然には固まらない材料です。
それを壁に塗って固まらせるために樹脂や接着剤などが入っていることが多いです。
要するに健康と自然素材といった売り文句なのに中に化学物質たっぷりということが少なくありません。

私たちが珪藻土をやめた理由のひとつがこの事なのですが、EM珪藻土に関してはその材料などもかなりこだわって、石灰を用いているようです。
まあ、石灰は漆喰の主原料ですね。


珪藻土の欠点は、やはり値段とひび割れです。
ひび割れについては特に最初の1年間はかなり気になるようです。
それは漆喰やほかの塗り壁も同じで、共通の欠点ですね。
価格については、クロスよりかなり高いですし、塗り壁内装だと固定資産税があがるといううわさもあります。


健康を考えて珪藻土にするなら、非常にお勧めの塗り壁材だと思います。


漆喰についてはまた項をあらためて書きます。
どうして珪藻土ではなく漆喰なのかも触れられれば良いなとおもいます。


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