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~アレルギーっこのおうちづくり~
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walkです。

遮熱シートや遮熱塗料について調べていたので今回は遮熱断熱関係の雑記です。

mono70.gif

―夏編―

夏の暑さ対策はだいたい以下の3つになるそうです。

①高い気温
②直射日光

①と②の違いですが、②は太陽が照っている日、①は曇っている日や夜と考えたらよいでしょうか。


① 気温について

夏は曇っていようが夜になろうが暑いものです。
これらは要するに気温が高いことによる暑さです。

外気が直接家の中に入ってこないようにするためには家の気密性が重要です。
逆にエアコンで冷やした室内の空気が外に逃げてゆかないためにもこの気密性が大切になります。

また空気が入ってこなくても、熱が壁を通して中に伝わってしまう事(熱伝導)を防ぐために断熱材が必要になってきます。

お鍋を持つときに直接触るとやけどをするので、なべつかみを手にはめますが、このなべつかみが断熱材って感じですね。
外の熱が内に伝わらない、伝わりにくくすることで、中の温度の上昇を防ぎます。

この空気の移動と、熱の移動を防ぐためにいわゆる高気密高断熱という考え方があると理解しています。


② 直射日光について

上の高気密高断熱だけでは完全に解決できない問題が直射日光の対策です。

直射日光というのは分かりやすく言うと、赤外線というやつです。(電磁波の一種です)
炭火の焼き鳥なんかでおなじみの赤外線は、それを浴びると浴びたものが熱を持ちます。

寒い日のたき火でも、火に体を向けている方はアツくて背中は冷たいということがあります。
これも焼けている木などからでている赤外線が (たき火の周りの空気を暖めているのとは別に)、当たっている体表の直接あたためています。

この熱を輻射熱とか、熱放射とか呼んだりします。
そして直射日光が直接家の表面の温度を上げてしまうのを防ぐのを遮熱と呼びます。

もちろん家の表面が熱くなっても、断熱材のおかげで家の内部まで熱が伝わりににくくなります。
その前の段階で、赤外線を弾き飛ばそうというのが遮熱材です。

一番簡単な遮熱の方法は、家の外壁や屋根を真っ白にすることです!

理科でフラスコに黒い紙を巻いたり白い紙を巻いたりして日光に当てると、黒いほうが温度が高くなるという実験を昔にしました。

色の濃いモノのほうが薄いものより赤外線の吸収が多いようです。


そのほかに建材としてはアルミシートを遮熱シートとして用います。
アルミも赤外線を高率に跳ね返すようです。

また遮熱塗料といってNASAの技術をつかって(もうこう書くとそれだけで胡散臭いのはなぜでしょうか?)、中空セラミックビーズという細かい粒子を塗料に入れたものがあります。



こうして①に対して高気密高断熱、②に対して遮熱というものがどうやら有効そうです。

遮熱というのは比較的新しい方法のようで、しばしば断熱に代わるものという印象を受けたり、同じ効果で驚きの薄さ!みたいな宣伝文句を聞いたりします。
しかしながら、もともと熱のターゲットが違うので一方が他方の代わりになるというわけではなさそうです。
組み合わせて考えてゆくのが良いようです。



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